以前、持ち運び用に使っていたノートパソコンのバッテリーがへばってきてしまったのですが、Ultrabook 仕様のため、簡単にバッテリーを交換する事ができませんでした。
また、ちょっといいノートパソコンを買ってもいいよと嫁さんが言ってくれたので、ヤマダ電機の店頭で触った VAIO Pro 11 を、ほぼ衝動買いしてしまいました。
実はたまたま CPU ファンが低温時に回って高温時に止まるという初期不良に当たってしまい、購入して1週間で交換してもらったのですが、その後はハードウェアの不具合は発生せず、便利に使っています。
最近、Linux Mint 17 の使い勝手が良かったので、VAIO Pro 11 に入れてデュアルブートにしたくなりました。その際に経験した問題の解決方法をメモしておきます。
■ リカバリーディスクの作成
購入時に初期設定を済ませたら、リカバリーディスクを作成しておきましょう。あきらは外付け DVD ドライブで 4 枚の DVD を作成しました。どうも長期保存に USB メモリや SD カードを使いたくないんですよね。消えてしまいそうで。
Windows 8 モデルでしたので 8.1 にアップデートしましたが、その時点で以下のようなパーティションとなっていました。
・#1 SONYSYS
・#2 回復パーティション
・#3 EFI 用パーティション
・#4 Windows 予約領域
・#5 C ドライブ
・#7 回復パーティション
・#6 リカバリー領域 14.14GB
■ ディスク容量を確保するまで
以下の手順で LinuxMint 用の領域を確保します。
・リカバリー領域の削除
・不要な回復パーティションの削除
・C ドライブのリサイズ
■ リカバリー領域の削除
まず、Windows 8.1 にアップデートするとリカバリー領域でのリカバリーはできなくなります。つまり、無駄な領域となりますので削除します。
参考URL : http://www.call-t.co.jp/blog/mt/archives/entry/015676.html
■ 不要な回復パーティションの削除
Windows 8.1 へのアップデート時に、C ドライブの後ろに勝手に作成されました。C ドライブを縮小して後ろに空き領域を作る際に邪魔となるのですが、下手にいじるとブートできなくなります。また、以前の回復パーティションは十分な容量なので、作成されるのは明らかにインストーラーのバグです。なんとかこのパーティションが削除できないかと調べました。
LinuxMint 17 の DVD で起動して、以下を行います。
・古い回復パーティション(#2)の Recovery/WindowsRE フォルダを削除
・新しい回復パーティション(#7)の Recovery/WindowsRE フォルダを、古い回復パーティション(#2)の Recovery/WindowsRE フォルダとしてコピー
Windows 8.1 で再起動して、コマンド プロンプト(管理者) で以下を実行します。
reagentc /disable
reagentc /setreimage /path \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition2\Recovery\WindowsRE\winre.wim
reagentc /enable
正しく再起動できることを確認します。
■ C ドライブのリサイズ
再び LinuxMint 17 の DVD で起動して、GParted で以下を行います。
・新しい回復パーティション(#7)の削除
・C ドライブ(#5)を可能な限り拡張(後ろに 36GB を確保するための仮作業)
・C ドライブ(#5)のリサイズ(後ろに 36GB を確保しました)
・C ドライブ(#5)のリサイズに時間がかかるため、操作を適用しておく
・LinuxMint 用 / パーティション作成(32GBとしました)
・LinuxMint 用 swap パーティション作成(4GBとしました)
■ LinuxMint のインストールと rEFInd のインストール
以下のサイトで詳しく解説されています。大変参考になりました。ありがとうございます。
参考URL : http://qiita.com/rit-rit/items/5adefbd7d4876f0917c3
「Ubuntuのインストール」以降の作業で継続します。