古いノートパソコンで、FC6を動かしてみようと思った。
VMwareで動かしている限りでは、非常にいい感じだ。性能の低いパソコンではどうだろう。
しかし、古いパソコンなのでDVDが読めない。そこで、ネットワークインストールを試してみた。
で…結構問題が発生したので、対応をメモしておく。
インストール用CDを作成
Fedora Core では、インストールイメージが大きいため、CD-ROMからインストールする必要がある。
ミラーサイトから boot.img をダウンロードしてCDを作成する。
しかし、initrd が展開できず、うまく立ち上がらない。
コンビニにCD-Rを買いに走った。CD-RWドライブが壊れていないかテスト。
うまく立ち上がった。よかった!ドライブは大丈夫。
パック買いしていたCD-Rを、窓の近くにおいていたのが悪かったようだ。紫外線でダメになったらしい。20枚がおじゃんだ。
まあ、これは個人的なトラブルなので、賢明なみなさんは大丈夫だと思う。
テキストモードでインストール
インストールするパソコンは、メモリが 192M しかない。FC5をCD-ROMからインストールするには、問題がなかった。
しかし、ネットワークインストールの場合は、もうちょっとメモリが必要なようで、テキストモードでのインストールとなった。
インストール元 : HTTP
サーバー : ftp.riken.jp
パス : Linux/fedora/core/test/5.92/i386/os
※ 理化学研究所さん、ありがとうございます。
パッケージは Web server のみ選択した。
テキストモードのインストーラーでは、日本語のフォントがインストールされないバグがあった。
テキストモードで再起動
テキストモードでインストールすると、再起動もテキストモードとなる。
初期設定は、GUIで再実行した方が良いので、すぐ Exit する。
ここで、以下の作業をする。
特に (1) は知ってないと、ものすごく手間取ることになる。
(1) rpm のデータベースが壊れているため、再作成しておく。
(2) 日本語フォントをインストールしておく。
(3) 次回起動時に GUI で起動するように設定しておく。
(4) Firstboot を再実行するよう設定しておく。
(5) 初回は大量のアップデートがあるため、更新アラートを停止しておく。
(6) あきらの場合、IPv6を無効にした。
(7) 再起動する。
# rm -f /var/lib/rpm/__db.* # rpm --rebuilddb # yum -y install fonts-japanese # vi /etc/inittab ... id:5:initdefault: ... # vi /etc/sysconfig/firstboot RUN_FIRSTBOOT=YES # chkconfig yum-updatesd off # vi /etc/sysconfig/network NETWORKING=yes NETWORKING_IPV6=no ... # chkconfig ip6tables off # reboot
GUI で再起動
再起動すると、GUIが立ち上がる。以下の作業を行う。
(1) 初回起動時の設定が立ち上がるので、設定する。
(2) root でログインする。
(3) ターミナルを開く。
(4) yum -y update
(5) yum -y install scim-anthy
(6) chkconfig yum-updatesd on
あとは、各自の目的に合わせて設定して行けばよい。