PlayTech ST250 SONIC BLUE Maple です。
米子の Hard Off で 4,000 円で購入しました。付属品はソフトケースのみ。6角レンチはありませんでしたが、トラスロッドは 4mm、ブリッジサドルは 1.5mm で問題ないので、100円ショップで調達できます。
とにかく安かったので思い切っていじることができます。12フレット以上の1~3弦あたりをスキャロップド加工しました。彫刻刀で少し削ってからペンや乾電池にサンドペーパーを巻きつけて削りました。目止めをしないと指で汚れてすぐに真っ黒になるようですが、よくわからなかったのでポリッシュで磨きました。一応汚れは目立たないようです。
トレモロブリッジは弦間 10.5 mm のものであればそのまま交換可能のようです。
Amazon で見つけた「GiGant 金のローラーが映える シンクロナイズドトレモロ ローラーサドル ギター ブリッジ シンクロブリッジ ギターブリッジ」へ交換しました。
ローラーが回るわけではなく、弦に接する面が滑らかとなるもののようです。スプリングハンガーのネジは付属していませんでした。付属のマウントスクリューは細くて規格があっていなかったので、元のスクリューを流用しました。
調整は以下の手順で行いました。
1. 一旦弦高を低く調整
2. オクターブピッチ調整用のナットをゆるゆるにゆるめる
3. スプリングの強さと弦高を調整
4. オクターブピッチ調整用のナットを仮止めしながらオクターブピッチを調整
そもそも安いギターを買っておきながらなぜトレモロブリッジを交換したかなんですが、もともとトレモロを使いたくて買ったのに、とにかく使う気がしないぐらいアームが気に入らなかったからです。
上が PlayTech ST250 初期状態のトレモロのアームで、下が交換したトレモロのアームです。初期状態のトレモロのアームは、トレモロから距離がある部分で90度ほどで曲がっているため、非常に違和感があります。また、短いために操作が重たく感じます。
他の方がレポートしているようにアーミングをすると大きくチューニングが狂いましたが、ストリングガイドとナットが原因でした。取っ手がグラグラしないようにしっかりネジを締めて置く必要はありますが、ペグは問題ありませんでした。
ストリングガイドは SCUD SR-GB50C と SCUD SR-GB25C に交換しました。以前に島村楽器で購入したものだったと思います。
ナットは当て木をしてプラスチックハンマーで根気よく軽く叩いたらポロッと外れました。そして松江のタカキ楽器店で購入した PICKBOY N8-CN に交換しました。溝切りしてあるのでサンドペーパーで厚みと高さと調整して、ほんの少しの瞬間接着剤で 2 点程度止めれば OK です。高さ調整はほとんど必要ありませんでしたので、削り過ぎに注意してください。
本当は 4, 5 弦のストリングガイドは取ってしまいたかったのですが、3 弦をチョーキングすると 4 弦がナットを外れてしまうため、どうしても必要でした。
アーミングをしてもほとんどチューニングが狂わなくなりました。
スプリングの配置については自分なりに試行錯誤しましたが、あまり他の方には参考とならないと思います。
リッチーブラックモアのチューニングが参考になるのではないかと思いますよ。
その他、ピックガードなどのネジ穴がゆるくなっていたので、木工用エポキシパテで埋めて開け直しました。
しかし、合計 1 万円以下でここまで使えるギターが手に入れられるとは思っていませんでした。あとは好みでピックアップを交換するぐらいでしょうか。
ちょっとペグは格好悪いので交換したいかもしれませんね。
上記については Amazon などで安くて良い物があったら教えてほしいです。
PlayTech ST250 は、ストリングガイドとナットを交換するだけでかなり使えると思いますよ。