CF-IDE、SDHC-IDE と実験を行いました。ここで分析を行いたいと思います。
CrystalDiskMark 2.2 を使ってアクセス速度を計測しました。
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FUJITSU MHK2120AT (2000/12製)
12GB/キャッシュ2M/4200rpm
当時では、まあこんなもんでしょうか。
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CF-IDE変換アダプタ : AR-IDE2CF442
CF : Team Japan CF 16G/Multiword DMA 2
ランダム書き込みの性能がHDDの約 1/20 です。
しかし、ランダム読み込みはかなり早いです。
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SDHC-CF変換アダプタ : MM-ADIDE2SD
SDHC : maxell 4GB SDHC Class6
ランダム書き込みの性能がHDDの 1/10 です。
4Kのランダム読み込み以外はHDDより遅いです。
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(参考)
VAIO VGN-G2AAPS 内臓ディスク
SATA 1.8Inch
結構速いです。
結論です。
・CF-IDE、SDHC-IDE のメリットは、静音性・省電力。
・性能面ではあまりメリットがない。
・CF-IDE で若干起動時間が短縮される。
・今時のHDD(UrtraDMA/キャッシュ8M)を購入するのが妥当。
SSD を購入すればすべてクリアかもしれませんが、現在 32GB で 15,000円程度であり、個人で購入するには現実的では無いと思います。
で、後日 HDD を買ってしまいました。
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HTS541680J9AT00
80GB/キャッシュ8MB/5400rpm
パソコン工房松江店で一番安かったものです。
ほとんど音がしないくらい静かです。
いろいろやってみた結果ですが、起動ディスクの性能は、直接体感速度として感じられるようです。
ディスクの選択方法としては、キャッシュが多いもの、回転数が大きいもの、平均シークタイムが短いものを基準に選ぶと良さそうです。
メモリを追加すると、メモリスワップが発生しにくくなるため、複数のタスクを実行した場合には体感速度として現れます。
しかし、ノートパソコンなどでは最大搭載可能メモリに制限があります。
ちょっと古いパソコンだとなおさらです。
ディスクを高速のものに変更すると、メモリスワップが発生した場合も反応がよくなります。
結局、パソコンの一番の弱点であるディスクに頼らざるを得ないわけです。
今回実験したパソコンは UrtraDMA 2 までしか i440BX チップが対応していません。
それでもかなりの性能アップになります。
OS の再インストールなど少し面倒ですが、1日かける価値は十分にあります。
DVDをスムーズに再生とは行きませんが、押し入れで眠らせているちょっと古いパソコンの HDD を交換して再利用するのも手です。